■菩提寺の四谷・勝興寺

◇南寺町((現左門町・須賀町)

お寺の本堂と墓地の境界線にお地蔵様が、据えられている。命有るものは「輪廻転生」(迷いの世界に生死を
繰り返す)すると言われている。現世とあの世の境界を守護してくれている。・・・と勝手に想像したが・・・。
そのお地蔵様に迎えられ墓地に向かう。

門前を通り抜けると、砂利に敷きつめられ清楚な境内に大きな樹木の植え込みがありその正面に真新しい立派な白壁の建物
が勝興寺の本堂である。そのお寺の本堂の左側が墓地がある。さ〜て此処までは迷わず順調に来たが、その墓地の中から、
浅右衛門の墓探しに難渋を究める。

◇勝興寺

JR中央線信濃町駅降りて、駅前を外苑東通を北側、四谷三丁目方面に向かい、左門町の交差点で右の路地に入ると、
其処は南寺町(現左門町・須賀町)でお寺がずらりと並ぶ道に出る。昔からある道であるが、車が1台がやっと通れる、狭
い道はそのまま静かな住宅地を形成している。

境内(オートスライド写真2枚)

国電信濃町駅から外苑東通りを北に向かい側が四ツ谷警察署があり、近くの左門町の交差点で路地に入ると、お寺が
ずらりと並ぶ南寺町に出る。
住宅地のど真ん中に此処だけはお寺のデパート周りがどんどん開発が進める中、此処だけはお寺さんの独特の雰囲気
に包まれる。その数軒先,左手に勝興寺の門前に出る。
徳川譜代の重臣永井信濃之守の邸宅があった武家屋敷に付随して作られた寺町がそのまま此処に残っている。
その一つが勝興寺でその墓地の一角に山田浅右衛門の墓がある。