3) 天然理心流 試衡館門人と出入りの人々(主な人々) |
『近藤勇』 武州多摩農家出身、がっしりとした筋肉質の 体格、眉の せまった細い切れ長の目つきで、 への字に結んだ唇が 異様に大きかった。 『土方歳三』 多摩農家出身 、色白なで肩で少し猫背、身長 もすらりと男っ振りも良い。 人の対応にも抜け目なく、かつ如才なく少し気障な所も 『原田佐之助』 伊予松山の足軽あがり、乱暴者で女遊び大好きで威勢 が 良い。 竹を割った気性で歳は新八より4〜5歳上。 背も高く芹沢に比べて見劣りしない程の見事な体格。 新八と原田は良く剣術の稽古をやった。 原田の得意は槍で暇があると新八に剣術を習った。 『山南敬介』 仙台脱藩 、でっぷりした体つきの、色白の目元涼しい 温厚な人柄で、「山南先生、山南先生」と慕いなついた。 規律厳しい新選組にあって話の分かる心温かい人柄で 学問もあり伊東甲子太郎と意気投合した。 根っからの武家育ち内省的なインテリで、理論より直截 的行動力ですべてを押し切ろうとする農家出身の土方 歳三とは冷たい反目を重ねていた。 |
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試衡館門人と出入りの人々・・・実に表情豊かに、 その特徴をとらえています。 |
『沖田総治』 奥州出身、腕前は天才的、本人曰く"手筋良く、真剣なら 道場では近藤勇以外には負けない"と豪語 『藤堂平助』 美男子として、すらりとしたからだにまとった黒羽二重の 紋服に仙台平の袴と言う出で立ちがぴたりと似合い気品 ただよう。 下ぶくれの顔貌は原田佐之助さえ嘆息する。 |
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